水素ガス切断システム
- トップページ >
- 水素ガス切断システム
商品説明
水素ガス切断システム”エポックス”は、水を電気分解して酸素と水素を分離発生させる水素ガス発生装置と、この水素を燃料として切断加工を行う加工機で構成されています。水を燃料とした低コストで環境にもやさしい切断システムです。
低コスト・高品質・クリーンな水素ガス切断システム“EPOCS”
原理
用途
●鋼材の溶接・切断 ●開先加工 ●LPG、アセチレン、LNGの代替ガス
特徴
●生産性の向上 20〜30%の加工時間短縮
水素は、他の燃料ガスに比べて燃焼速度が速く、その結果、小さな細かい集中炎となります。このため、ピンポイントでワークにエネルギーを伝えることができ、ピアシング速度(予熱時間)および切断速度が向上します。
切断速度やピアシング工程の時間がLPGによる切断に比べて早くなるため、加工コストの削減が可能になります。
●加工品質の向上
熱ひずみの軽減
鋼板を一定時間予熱すると下図のような温度分布となります。水素は燃焼速度が速いため集中炎をつくり、そのエネルギーを狭い範囲に集める特性を持っております。このため高圧酸素の通り道、つまり切断したい箇所だけに熱を集中することが可能となります。
余計な箇所への入熱量が少ないので、切断後常温に戻るまでの時間が短時間で完了し、その結果これまでガス溶断問題となっていた「熱影響によるワークの歪みの発生率」が軽減されます。
切断面品質の向上
切断面がなめらかでノロ、ノッチが少ないため、二次元加工が不要または簡略的になり、後工程への流通がスムーズになります。
●安全・容易な設置
■オンサイト発生方式
生産現場で欲しいときに欲しい量だけを発生させるのがオンサイト発生方式。このため本システムは機械本体内に高圧ガスを貯蔵しません。それにより各種法規に抵触しないので特別な資格・設備は不要となり、水素ボンベやLPGボンベに比べ取扱、設置が容易です。
■より安全な水素ガス
ガスの爆発は点火源があり、可燃性ガスが空気又は酸素とある濃度範囲内にあるときに生じます。この範囲のうち可燃性ガス 濃度の希薄な限界を下限界、濃度が高い限界を上限界とよんでいます。したがってこの下限界の小さい物ほど漏洩したときに爆発性混合ガスを生じやすいの危険 性の高いガスと言う事ができます。
プロパンガスの爆発下限界・・・・・2.2%〜
アセチレンガスの爆発下限界・・・2.5%〜
水素ガスの爆発下限界・・・・・・・・4.0%〜
これらの物性から水素は爆発下限界濃度に達するまでの許容範囲が大きく一番危険性の低いガスであるといえます。
また水素は比重が軽いので、万一ガス漏れを発生しても地上に滞留しません。このため密閉空間でない限り爆発可能濃度に達する前に大気中に拡散します。
●環境に優しいガス切断 二酸化炭素の削減
この水素ガスは燃焼後、水に還元するクリーンなエネルギーです。21世紀に向け環境保全に貢献する燃料です。
水素ガスは炭素原子を持たないため、燃焼後に二酸化炭素を発生せず、水に還元します。水素ガスはLPGやアセチレンガス、天然ガスの代替燃料として様々な用途にご利用いただけます。将来的には自動車の燃料、家庭用電源の燃料としての応用が検討されています。
応用範囲
●環境に優しいガス切断 二酸化炭素の削減
新しい水素ガスの用途として従来化石燃料を用いて行われていたガス切断が挙げられます。
また従来よりボンベ、シリンダ、カードルなどによって供給されていた水素アプリケーションへの置き換えも可能です。
これらの用途に合わせて容易に、安全に、水素ガスを供給する手段としてEPOCSを提案致します。
仕様
水素ガス発生装置
|
水素ガス発生量の大きさに応じてラインナップを揃えております。
電源は三相三線式AC200V又は三相四線式AC400Vをご用意ください。
|